東京発便2カ月ぶり再開/コロナ・全国移動解禁
機内、空港で予防策徹底/JTA羽田からの119人歓迎
日本トランスオーシャン航空とジェットスター・ジャパンは19日、東京発の直行便をそれぞれ再開した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により約2カ月間にわたり、運休となっていた。政府は同日から都道府県をまたいでの人の移動を全国で原則解禁。宮古空港と下地島空港には観光客をはじめ、レンタカー業者やホテル関係者らの姿も見られ、活気に満ちていた。
日本トランスオーシャン航空(JTA)の羽田発宮古行きの再開初便が19日、乗客119人を乗せ、宮古空港に到着した。新型コロナウイルス感染症の影響で運休して以来、約2カ月ぶりの運航。同社宮古支社の関係者らが歓迎セレモニーを行い、観光客らを出迎えた。
羽田路線は新型コロナ感染症の影響長期化により、4月17日から運休に追い込まれていた。緊急事態宣言の全面解除などを受け、再開にこぎ着けた。
歓迎セレモニーでは、ミス宮古島の小松里紗さんと宮古島市のイメージキャラクター「み~や」が、観光客らを出迎えた。小松さんは「ようこそ宮古島へ」などと声を掛けながら記念品を手渡した。
記念品には、宮古観光のパンフレットや菓子、ステッカー、職員直筆のメッセージカードなどが添えられていた。
JTA宮古支社の小堀健一支社長は「再開できてうれしい。中には再開に不安を感じる市民がいると思うが、機内や空港内では感染予防対策をしている。宮古観光が段階的に回復することを願っている」と述べた。
ミス宮古島の公務は約3カ月ぶり。小松さんは「お客さまのキラキラ笑顔がまぶしかった。新型コロナが終息してない状況が続いているので、感染対策をして宮古島を楽しんでいただきたい」と笑顔で語った。
観光目的で来島した会社員の男性(48)は「機内でもみんなマスクを着用するなど、しっかり予防対策をして訪れた。宮古島は初めてなので楽しみ。八重干瀬でシュノーケリングする予定」と話した。