修繕費増により減益/空港ターミナル株主総会
社長に下地氏を再任
宮古空港ターミナル(下地義治社長)の定時株主総会が22日、市内ホテルで開かれた。第43期(2019年4月~20年3月)の事業報告や決算報告があり、総売上高は前期比1%増の9億5817万円、営業利益は修繕費の増加などにより同52%減の4251万円となったことが報告された。剰余金の処分や任期満了に伴う取締役選任などの議案を全会一致で承認。総会を休会して取締役会を開き、社長に下地氏、専務に川満勝也氏を再任した。
19年度の宮古空港の乗降客数は、前年比2万1525人(1%)減の175万8588人。減少した要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大による需要の落ち込みによるもの。貨物取扱量は同2%減の1万5000㌧だった。
ターミナルビルは乗降客の増加に対応するため、19年6月に搭乗待合室を拡張する工事に着手し、今年9月の供用開始を目指している。旅客ビル関連工事の設備投資資金として5億円を借り入れた。
直営店事業の「美ら旅」「てぃだ待茶屋」「ぐりーんりーふ」「A&W」の売上高は前年比とほぼ同額の5億3068万円だった。
剰余金の処分については、保証金返還準備積立金が300万円、修繕積立金については1000万円としている。
新取締役は次の通り。(敬称略)
下地義治(共和産業相談役・再任)▽川満勝也(宮古空港ターミナル専務・同)▽新崎康(沖縄振興開発金融公庫融資第一部長・新任)▽上原国定(県土木建築部長・再任)▽喜納健(日本トランスオーシャン航空取締役・同)▽前谷哲郎(ANAセールス取締役・同)▽長濱政治(宮古島市副市長・同)▽新垣盛志郎(琉球銀行宮古支店長・新任)▽上地克幸(宮古テレビ社長・同)▽中尾忠筰(とみや商会社長・再任)▽野津芳仁(野津商事社長・同)▽下地信輔(筑登之屋商店代表)