社会・全般
2021年1月26日(火)19:42
緊急事態、移動を制限 最多34人の感染で座喜味市長
新型コロナ 島外との往来や旅行自粛求める
宮古島市における1日当たりの新型コロナウイルス感染者が過去最多の34人に上ることが26日、県の発表で分かった。これを受けて座喜味一幸市長が同日午後に会見を開き、「宮古は危機的状況だ」と事実上の緊急事態を宣言。島外を往来する市民および来島者や帰省客に対し「不要不急」の文言を外す強い言葉で移動の自粛を求めた。逼迫(ひっぱく)する医療体制にも触れ、「コロナ対策で救える命が救えない事態にならないよう市民の協力をいただきたい」と強調した。
会見は市役所内で開かれた。冒頭、座喜味市長が市内の感染状況を報告。人口10万人当たりの1週間の感染者数は25日時点で98・94人、26日の34人を含むと151人に達するとした。緊急事態宣言が発出されている東京都の56・40人、沖縄県の40・54人と比べて「はるかに高い数字だ」と市民に危機感の共有を求めた。