05/03
2025
Sat
旧暦:4月6日 先負 壬 
社会・全般
2021年1月31日(日)9:00

人通りなくひっそり/新型コロナ

商店街は「臨時休業」/飲食店、テークアウト頼み


人通りが消え、ひっそりする西里通り=30日午後8時すぎ

人通りが消え、ひっそりする西里通り=30日午後8時すぎ

 新型コロナウイルスの急激な感染拡大の影響で、市内で土産品店や飲食店が集中する市街地は人通りがほとんどなくなり異様な雰囲気となっている。施設も多くが閉鎖されており、島内がロックダウン(都市封鎖)のような状態になり市民に不安が広がっている。

 市平良の西里、市場、下里の3通りは土産品店や飲食店が多くある地域だが、県の緊急事態宣言が出されて以降、人通りが激減。シャッターを下ろし「臨時休業」の張り紙が目立つ。ほとんどの店舗が時短営業に応じている。午後8時を過ぎると通りは店舗の明かりが消え、街灯のみの暗さに。通常なら週末は観光客や地元客でにぎわうが、市が独自の緊急事態宣言を出していることもあり、30日も人通りはなかった。

 時短営業などにより客足が遠のいている飲食店は、弁当販売やテークアウトにシフトし、急場をしのごうと必死だ。30日夕、西里通りで弁当を販売していたダーツバーの店員は「深夜営業だった店も午後8時までになった。弁当販売をきょう(30日)から始めた。午前11時から午後5時までは販売するつもり。始めたばかりで、どうなるか分からないが、宣言が出ている間はやると思う」と話した。

 店舗前で弁当を並べていた居酒屋アルバイトの女性は「系列3店舗を休業し、テークアウトだけになった。アルバイトを掛け持ちしているけど、二つとも休業。本当にダブルパンチ」と嘆いた。一緒にいたホテルの部屋の清掃をしているという女性も「ホテルも部屋が動かなくなり、仕事に入れない。収入が減り、生活できない。アパートの家賃が払えない」と相づちを打った。

 通りは日中もほとんど閑散としている。土産品店の男性は「営業を迷ったが、客との接触が短時間なのでいいのかと思って開けている」と話したが、この日の来客は4、5人だったという。「売り上げは昨年の半分以下になっている」と客がいない店内を見つめた。

 島内では観光客が多く利用するレンタカーの数も激減している。観光地も人影がほとんどない。下地与那覇の前浜も地元の高校生と見られる若者がちらほら。海浜広場施設は閉鎖されていて、入り口道路は通行止めとなっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!