社会・全般
2021年2月9日(火)8:58
宮古病院、外来再開/コロナ影響で2週間ぶり
県立宮古病院は、新型コロナウイルス感染者の入院患者が急増したことを受け1月26日から休止していた一般外来を、8日から2週間ぶりに再開した。電話診療は継続しており、リハビリ外来は休止を続けている。
病院担当者は「コロナ患者が大きく減っているという状況ではない。まだ医師も看護師もぎりぎりの状態。しかし病院として外来の休止は市民に対する影響が大きいと院長が判断し再開を決めた」と説明した。島外の県立病院から医師と看護師が支援に入っている。
宮古病院には、1日に約330人から400人超の患者が一般外来に来るという。休止期間中3000人以上に影響が出たことになる。8日、内科を受診したという70代女性は「コロナが大変だから、休止は仕方がなかった」と理解を示した。
市内では1月中旬ごろから感染が急拡大し、宮古病院でPCR検査を受ける市民が急増した。構内で収まり切らず路上にも検査待ちをする車列が伸びる状況だった。現在も検査は継続している。