空・海の交通まひ/台風6号
宮古発着全便が欠航/観光客足止め、きょうも
台風6号接近の影響により21日、宮古島を発着する空の便と海の便のすべてが欠航となった。午前中は開館していた宮古空港ターミナルでは、航空会社が予約変更などの手続きを行ったが、前日までに手続きを終えている人が多く、人影はまばらだった。22日も全便欠航がすでに決まっている。
同日、台風の影響で欠航となった空の便は、宮古空港発着便では日本トランスオーシャン航空(JTA)が那覇線の12便、関西線と名古屋(中部)線の各2便。琉球エアーコミューター(RAC)では那覇線と多良間線の各2便、石垣線の6便。日本航空(JAL)では羽田線の2便。
全日本空輸(ANA)は那覇線の8便、羽田線の5便、関西線と名古屋線の各2便が欠航となった。
下地島空港発着便で欠航したのは、スカイマーク(SKY)が那覇線の4便、羽田線と神戸線の各2便、ジェットスター・ジャパンでは成田線の2便だった。
22日についても両空港を発着する各社の航空路線は全便欠航が決まっている。
海の便も21日は平良港と多良間島を結ぶ「フェリーたらまゆう」、島尻港と大神島を結ぶ「スマヌかりゆす」はいずれも終日欠航に。22日も全便欠航となる。
宮古空港ターミナルは21日が正午で閉館となり、22日は終日閉館となる。みやこ下地島空港ターミナルは21、22日共に終日休業が決定している。
宮城県から夫婦で観光のため来島している会社員の男性(33)は20日に帰る予定だったが、航空便が台風で欠航となったため延泊しているという。「23日のチケットが取れているが欠航の可能性もあると聞いている。できれば早く帰りたいので23日には飛んでもらいたい」と語った。