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社会・全般
那覇地方家庭裁判所平良支部長に着任した 本多智子さん(36歳)
困ったとき気軽に相談を
今回の赴任により初めて宮古島へ来てまだ10日ほどだが「島の人たちが温かくて優しいこと実感している」と語る。先日、池間大橋から海を見て「きれいだとは聞いていたが本当にきれい。エメラルドグリーンというと簡単だが緑の中にもいろいろな緑の色があって、良い意味で、あぜんとして涙が出た」という。
一般市民には敷居が高い裁判所。平良支部では毎年、夏休みに親子見学会を開催し、市民と接する機会を提供している。「家庭裁判所は、家庭の中でちょっとした手続きに困っているという時、気軽に相談に来てほしい。さほどハードルは高くない」と呼び掛ける。
裁判官を目指すきっかけは、司法修習生の時に指導してくれた裁判官の姿だったという。「担当裁判官がとても鮮やかに問題点をとらえて、解決策を提案したり、裁判官の話を聞いて来ている人が少しホッとした顔をして帰る場面を見て、こういうふうになりたいと思った」と振り返る。
裁判官という仕事について「一般の人は、冷たい印象を受けるかもしれないが、法律は意外と熱いもの。事実と向き合い、何が起きているのかをきちんととらえ、そこに魂を入れていくことが裁判官の仕事。決して冷たいものではないし、冷たいものにしてはいけない」との考えを持つ。
宮古島での任期中、プライベートでは「いろいろな島巡り、あとはスキューバダイビングと三線もやってみたい」と笑顔を見せる。
本多 智子(ほんだ・ともこ)
1973(昭和�)年9月�日生まれ。�歳。千葉県出身。馥年日本大学法学部卒。馮年4月司法試験に合格し司法修習生に。�年千葉地裁判事補、�年東京地裁判事補などを経て、�年4月那覇地方・家庭裁判所平良支部長。