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社会・全般
2010年5月11日(火)0:26
与儀昌樹(まさき)さん(19歳)宮古木工芸
持つなら本物を
三線職人のおじいの元で小さいころから遊んでいた。お手伝いをするようになり、仕事として意識し始めたのは高校生になってから。
「いずれ誰かがやらなければと思っていた」と二人きりの作業場で黒木を磨く。 「本物を作っている」という誇りは高く、一番うれしいことは修理に出された三線をきれいに直し、お客さんが「ありがとう」と笑顔で喜んでくれること。
自分の腕前は「おじいが100とすると自分は1か2くらい」と、謙虚だ。
目標は「いっぱいあるけど、まずは腕を磨く」こと。「今後も自分が作り続けていく」と、力強く語った。
おじいで師匠の与儀栄功さんは「自分たちが作った階段の1段目を利用して、昌樹の個性で2段、3段と作り上げてほしい。より良い物ができればそれ以上はない」と期待している。
▽プロフィル・平良字西里出身。1990(平成2)年10月24日生まれ。
(北川雅子)