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2010年6月15日(火)17:35
アジサシ類2100羽を確認/宮古野鳥の会フデ岩調査
順調な個体数の繁殖確認
宮古野鳥の会(仲地邦博会長)は13日、アジサシ類が集団で繁殖するフデ岩の調査を行い、クロアジサシなど4種約2100羽をカウントした。2008年の1600羽、09年の750羽に比べ順調な個体数の繁殖が確認された。
池間島の北東約13㌔に位置するフデ岩は人の上陸などがほとんどないことからアジサシ類の集団繁殖地として定着している。この日確認できたのはクロアジサシの成鳥1700羽、ヒナ・幼鳥300羽。マミジロアジサシ100羽、ヒメクロアジサシ3羽、エリグロアジサシ(いずれもカモメ科)10羽の計2113羽。同会の城間恒宏副会長は「荒れた天気が比較的少なかったのが(個体数が)多かった要因ではないか。まとまった数のアジサシ類が毎年繁殖する貴重な集団繁殖場所。早めの保護対策が望まれる」と話した。