合併後最低を更新/市09年度速報値 国保税収納率84.36%
4%下げも効果なく
宮古島市の2009年度の国民健康保険料・税(一般分)の収納率(速報値)は84.36%にとどまり、合併後最低だった前年度85.57%を1.21下回ることが市国民健康保険課のまとめで分かった。国からの普通調整交付金全額確保の91%達成は成らず、市は減額のペナルティーを受ける。
収納額は10億470万円で、前年度の12億2730万円に比べ2億1750万円減少した。
国保税率は、昨年6月市議会で、所得割(世帯の加入者の所得に応じて計算)を4%引き下げる条例の一部改正が可決され、同年7月から適用されたが徴収率向上へはつながらなかった。
収納率を地区別でみると▽平良82.59%(前年度比1.33減)▽城辺85.08%(同3.08減)▽下地89.13%(同2.56減)▽上野86.57%(同3.08減)▽伊良部87.18%(同0.14増)-。伊良部を除く4地区すべてが前年度を下回った。
合併後の国保税収納率は、05年度が87.56%、06年度が89.08%、07年度が90.32%と着実に伸びてきていた。しかし、税率を統一化したことで税額が大幅にアップした08年度は85.57%と合併後最低に。09年度はさらに下回った。