社会・全般
2010年6月10日(木)18:21
赤瓦屋根がお目見え/新宮古神社が完成 25日に正遷座祭
平良字西里で建設が進められている新宮古神社が、9日までに完成した。総事業費約3億円。25日に正遷座祭(せいせんざさい)、26日に奉祝大祭が執り行われる。 赤瓦屋根式の本殿(神殿)と二の鳥居は、ラオス産の千年木で建設。本土の宮大工がくぎを一本も使わないで、材料のほぞ(凸)とほぞ穴(凹)をかみ合わせて組み立てた。
本殿両側に社務所と休憩所があり、2棟とも赤瓦ぶきで鉄筋コンクリート造りの平屋。
由来記によると、「天正18年(1590)、平良大首里大屋子(地頭職)平良(名・要宇か)が、海難漂流するも九死に一生を得て、8年後に帰国す。これ皆故国の神々のお陰と、琉球第一の宮・波之宮の神々を宮古に勧請す」とされている。