新購買店の落成祝う/平良島尻 道路拡幅で移転
平良島尻購買店の移転落成祝賀会が6日、同地区のパーントゥの里会館で行われた。地域住民多数が出席し、新しい購買店の発展を祝うとともに情報交換や発信の場としての役割にも期待した。
道路拡幅に伴い取り壊されることから、現在地から近くの敷地に鉄筋コンクリート平屋建ての新購買店を建設した。
延べ床面積約110平方㍍。地域内では唯一の店で、日常生活用品の販売ほか地域の人たちが栽培した野菜なども陳列。島尻・大神の特産品「カーキダコ」やマンゴーも人気商品として定着している。年中無休で最近では、口コミで訪れる客も増えているという。大型スーパーやコンビニの増加で経営環境も年々変わってきたが、設立当時から地域のニーズに合った品ぞろえとサービスを心掛けている。
同地区の世帯数は153で人口は349人(5月31日現在)。ほとんどの世帯が会員となり購買店を支えている。旧盆と正月には全会員に商品が当たるくじ引きを実施し喜ばれている。
祝賀会は喜友名千代さん、与那城美和さんによる「トーガニアヤグ」で幕開け。同店組合長で自治会長の仲里長造さんは「新購買店落成を機に心を新たにお客さんのニーズに応えていきたい」とあいさつした。
舞台では、地域の人たちによる趣向を凝らした余興が披露され、幕間には購買店の発展を願う乾杯の音頭が続き大いに盛り上がった。