廃油でエコキャンドル/宮原小親子子ども教室
慰霊の日ライトダウン向け
宮古島市では、戦争とエコについて考える機会として「慰霊の日」の23日夜、明かりを落とすライトダウンを今年も実施する。慰霊の日に向け宮原小学校では2日、全校児童と幼稚園児の合計22人と保護者が参加して親子子ども教室が行われ、エコキャンドルづくりに挑戦した。
このエコキャンドルは、家庭から出た廃油を利用。クレヨンで色づけし、アロマオイルで香りを付けた環境に優しいキャンドルを子供たちが保護者と協力し合って完成させた。
赤、オレンジ、黄色など色とりどりのキャンドルが完成し、3年の砂川希さんは「キャンドルづくりはとても楽しい。オレンジと赤のキャンドルを作った。今から火を付けるのが楽しみ」と笑顔で話した。
市の「慰霊の日ライトダウン」に向けたエコキャンドルづくりは今後、市内�o小学校の放課後子ども教室の中で行われる。
市では今後、西里、市場、下里、中央の各通り会の店舗に対し、「慰霊の日」当日のライトダウンに協力を呼び掛ける。
ライドダウンに協力する店舗に対しては子供たちが製作したキャンドルを配布する。
また、10小学校が製作したキャンドルの市に対する贈呈式も今後予定している。
このライトダウンは、慰霊の日の夜に照明を落とすことで、戦没者に哀悼の意を表し消費電力を抑えることを目的に、宮古島市が昨年から実施している。
また、エコアイランドを目指す観点から市民への幅広い協力も呼び掛け、慰霊の日に悲惨な沖縄戦を風化させないこと、自然・環境(エコ)についてともに考える機会にしたいとしている。
ライトダウンの実施時間は午後8時から一斉に開始。終了時間については協力店舗は自主判断とし、各家庭については1時間程度を希望している。