地元食材で食育向上/「招待給食」に川上教育長ら
ヘルシーカレー大好評
城辺小学校(平良勝也校長)は1日、川上哲也市教育長と市議会文教社会委員会の垣花健志委員長らを招いて「招待給食」を開いた。地場産物を利用した献立による地産地消の拡大が図られ、食育向上につながっていることを再確認した。川上教育長らは児童102人と会食。子どもたちは「とってもおいしい」と明るい声を響かせていた。
国は食育基本法に基づいて食育推進基本計画を策定。その中で、「生産者と消費者の信頼関係の構築、食に関する国民の理解と関心の増進などを図るため、地域で生産された農林水産物をその地域で消費する地産地消を全国的に展開する」と位置づけ。
この施策を受け、市は地域で生産された産物を地域で消費する取り組みを展開。学校給食は地産地消の一つとされる。川上教育長らはそれらの取り組みなどを確認する狙いで招かれた。
この日の献立は▽牛乳▽シークヮサーゼリー▽夏野菜のカレー▽豆カツ▽モズク和え-の5品。このうち夏野菜のカレーの具は地元産のなまり節やトウガン、ニガウリ、ナスなどを使ったスタミナ料理。養殖モズクの和え物はさっぱりしたヘルシー料理。子どもの中には、お代わりする人もいて大好評だった。
川上教育長は平らげた後「大満足」、垣花委員長は「地元の食材でおいしかった」とそれぞれ感想を述べた。
仲間大翔君(4年)は「モズクがおいしかった。家でも食べたい」と声を弾ませていた。