クイチャー奉納豊年祈願で幕開け/宮古島夏まつり
きょう東西大綱引き
宮古島夏まつり2010(同実行委員会主催)が23日、2日間の日程で幕を開けた。初日の午前は時折強く降る雨の中、平良西里の漲水御嶽と宮古神社で豊年祈願祭が行われた。女性たちがクイチャーを踊り、五穀豊穣と無病息災を祈願した。
夕方からは各商店街の歩行者天国やアトラクションでにぎわった。きょう24 日は大綱引きやミス宮古の発表、宮古角力などが行われる。
主催者を代表して実行委員長の中尾英筰宮古島商工会議所会頭が「宮古島夏まつりが始まらないと雨が降らないというのが定説になっている。その通りに雨が降り始めた。豊作、大漁は間違いない。心を込めて宮古の神々をお参りすることで宮古も発展する。人々でにぎわい思い出多い夏まつりにしたい」とあいさつした。
長濱政治副市長は「待ちに待った雨が降っている。昨年も奉納時には雨が降った。漲水御嶽は夏まつりの幕開けにふさわしい場所。五穀豊穣、大漁と無病息災を願い、1年間を素晴らしい年にしたい」と述べた。
また、宮古神社の豊年祈願祭では祝詞(のりと)奏上の後、実行委員らが玉串を奉典した。木の香りがまだ香ばしい宮古神社の新拝殿で参加者全員がクイチャーを踊り豊年祈願祭を締めくくった。
夕方からは西里、市場、下里の三商店街で歩行者天国や夜店、路上アトラクション、書道パフォーマンスやちびっ子駅伝大会などが開催され、にぎわいを見せた。
まつり最終日のきょう24日は、宮古角力大会、パレードやミス宮古発表などが行われ、フィナーレーは大綱引きで締めくくる。