カツオ三枚おろし」など盛況/みなとフェスタin平良港
「海の日」に港を満喫
「海の日」の19日、みなとフェスタ2010in平良港(主催・市建設部港湾課、平良港湾事務所)が平良港ターミナル周辺で開かれた。多くの家族連れらが訪れ、カツオの三枚おろし講習会と試食会、海上保安庁の巡視船一般公開、水上バイク体験試乗などさまざまなイベントを楽しんだ。
港に人々が集うことで、港の役割や大切さを知ってもらうとともに、人々でにぎわうことで平良港がさらなる活性化をすることを目的に、毎年「海の日」に開催しているイベント。開会式では下地敏彦市長が「今回のイベントにより、港づくりの必要性や重要性を理解してもらい、市民の皆さんには大いに楽しんでほしい」とあいさつした。
各種イベントの中で、もっともにぎわいを見せたのは、午前10時と同11時に平良港マリン広場で行われたカツオの三枚おろし講習会と試食会。今回は約18㌔のカツオと5㌔のメバチマグロが用意され、担当者が大きな包丁を使って手際よく魚を三枚に下ろし、一口大に切り分けていった。さばきたての刺し身が振る舞われると、作業を見守っていた多くの市民らは、おいしそうにほお張った。
マリン広場では、海藻押し葉手作り教室や地元産野菜や加工品を販売する「ひらら青空市場」も開かれたほか、第3埠頭では海上保安庁の巡視船「はてるま」の船内見学、第4埠頭では平良港防波堤改良工事で使われている作業船と海中で作業をする機械「水中バックホウ」の一般公開、親子先着40人が船で平良港湾内を巡る見学会、パイナガマビーチでは小・中学生先着50人による水上バイク体験試乗などが行われた。
家族と訪れた新城勝也さん(33)=平良=は「昨年来て楽しかったので、今年も来た。普段は見ることのできないものを子どもたちに見てもらい、いろいろな体験をしてほしい」、同じく家族連れで訪れていた瑞慶覧朝充さん(30)=平良=は「カツオの三枚おろしと試食会を楽しみに来た。無料で振る舞ってもらえるのがうれしい。来年もまたぜひ来たい」と語った。