勇壮なクイチャーで魅了/うえのダンケフェスト
夏の夜に熱気、4000人が満喫
のど自慢、ビールうま飲みなど盛況
夏の祭典「うえのドイツ文化村ダンケフェスト2010」(主催・宮古島市、博愛国際交流センター)が18日午後、同文化村で行われた。市民や観光客ら約 4000人(主催者発表)が参加。宮国クイチャーの勇壮な舞いや琉球國祭太鼓宮古支部の力強い演舞、愛(かな)×愛(かな)のミニライブなど多彩なイベントを心行くまで満喫した。
主催者を代表して下地敏彦市長が「ダンケフェストは、宮古の祭りとして定着した。最後まで楽しく過ごして下さい」とあいさつ。宮古島観光協会の豊見山健児会長は「市民と観光客が交流を深めることで、地域の活性化につながる。趣向を凝らしたイベントを思う存分楽しんで」と呼び掛けた。
新潟県人で組織する東京松之山会(高橋秀夫代表)、東京津南郷会(江村菊男代表)の合わせて40人は特設ステージで、県内では初めての新潟カラス踊りを繰り広げ観客らに感動を与えた。新潟県人会が組織されて今年で100年。全員で1世紀の節目を祝した。
宮国クイチャー保存会や漲水ぬクイチャー保存会、八重山はりみずぬクイチャー会が、息の合った舞いを演じ、大いに盛り上げた。
のど自慢大会では、男女9人が出場。得意の演歌などを熱唱し、観客の大きな拍手を浴びた。最優秀賞には比嘉真鈴さんが選ばれた。
愛×愛の軽快な歌や踊り、航空自衛隊南西航空音楽隊の重厚な演奏が観客らを魅了。子どもたちでつくる男塾武-Dooの元気はつらつのクイチャーに拍手が沸き起こった。
ビールうま飲み大会では、豪快な飲みっぷりに、観客は「オーッ」と歓声を上げていた。男性の部で嵩原清孝さん、女性の部で檜垣由美子さんがそれぞれ優勝した。
横浜FC応援ポスター表彰式があり、平良第一FCに最優秀賞が贈られた。
メーンイベントの一つ、ゲストアーティストの魅川憲一郎さん、元ちゃんこと前川守賢さんの出演で祭りは最高潮に。最後は、花火が打ち上げられ夏の夜空を彩った。