深江橋が開通/上野宮国 南岸の観光振興支援
宮古島一周道路の県道保良上地線で、上野宮国の深江湾に架かる「深江橋」がこのほど開通し、うえのドイツ文化村と前浜両観光地間の交通の利便性が増した。一周道路は土地収用手続き中の宮国集落南側を残すのみとなり、全面開通は2012年3月を目指す。
景 景勝地の東平安名崎やイムギャー、テーマパークのうえのドイツ文化村、砂浜の美しい前浜を結ぶ保良上地線は、観光振興支援を目的とする。
橋の延長は51㍍。幅員が13・0㍍。歩道は片側で、5㍍と幅広い。事業費は3億円を投じた。
橋の東と西側にはマイロード事業で、歩道と自転車専用道路(合計幅員9㍍)を整備した。緑豊かで海の見える同区間は絶好のサイクリングコースとなりそうだ。
宮古島一周道路は、北海岸の保良西里線(32・1㌔)を皮切りに80年着工した。保良の海宝館前を起点とする保良上地線は、88年から始まり、友利までの区間(7・8㌔)は、94年に完了。現在、友利-上地区間(13・28㌔)で、宮国集落南側の300㍍を残すのみとなった。
同区間については、相続者が多く、用地交渉が難航しているため、土地収用手続きを進めている。