メタボ予防と改善を/宮古島市
「特定」健診始まる/受診率アップ目指す
「特定健診制度」の集団健診(保健センター、公民館などで実施)が13日から平良地区を皮切りにスタートした。今後、城辺、上野、下地、伊良部の順で10 月まで実施していく。
また、今月1日からは市内19カ所の病院で個別健診もスタートしており、市福祉保健部国民健康保険課では対象の市民に積極的な受診を呼び掛けている。
集団健診初日は久松地区公民館で行われ、同地区の対象者で会場に訪れ、健診を受けた。
宮古島市の特定健診受診対象者は、約1万2000人。市では2008年度、09年度とも目標受診率に届かなかったことから、今年度目標の50%達成に向け取り組んでいる。
今後の集団健診の日程は、平良地区が8月7日まで。8月12日から城辺(8月20日まで)、8月31日から上野(9月3日まで)、9月14日から下地(9月17日まで)、同28日から伊良部(10月2日まで)。
また、集団健診で受診できなかった場合でも、来年1月�日まで実施している個別健診で受診が可能となっている。
同制度は、40-74歳の国民健康保険加入者を対象にこれまでの住民健診に代わり、メタボリック症候群の予防と改善を目的に2008年4月から始まった。
同制度では、国が設定した2012年度の受診率65%に向け、各自治体が受診率のアップに取り組んでいる。
市の11年度目標受診率は、58%。昨年度、県内11市で受診率の目標を達成した自治体はゼロだった。
同課では「健診料は無料なので健康管理の観点からもぜひ受診してほしい。また、人間ドックもこの受診券を利用すれば特定(長寿)健診の項目が無料となり、特定健診を受診したことになるのでぜひ活用してほしい」と呼び掛けた。