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2010年7月7日(水)18:21
人の奥歯が出土/島尻地区 長墓遺跡発掘調査
島尻地区の南嶺にある先史時代(約2500年前~)の長墓遺跡で発掘調査している西九州大学(佐賀県)のマーク・ハドソン教授は6日までに、人の下あごの奥歯1本とシャコガイ製貝斧1個が出土したと発表した。
奥歯は長さ2㌢、幅1㌢。男女の区別は分かっていない。貝斧は扇状に仕上げられている。6年前の発掘調査以降、歯と貝斧はそれぞれ数点出土している。
ハドソン教授は「過去に出土した歯は、歯の専門研究者が解析を行っている。先史時代の南方の遺跡から、出土した歯があれば比較検討したい」と語った。