新生「東保育所」が開所/保育の拠点施設に
関係者、保護者ら集い祝う
宮古島市立東保育所と東川根保育所が統合し、新たな公立保育所として5日から保育をスタートさせる東保育所の開所式が1日、下地敏彦市長のほか関係者、保護者らが参加して行われた。式典の1部では下地市長や下地明市議会議長、東と東川根両保育所の代表園児らによるテープカットが行われ開所を祝った。
あいさつで下地市長は「この保育所は行政ならではの『病児・病後児保育』『体調不良児保育』『障害者保育』などに特化した保育のあり方を構築するために誕生した。将来は保育の拠点施設となるよう整備を整えていきたい」と述べた。
新保育所は、健常児と体調不良児が接触せずに、すぐに医務室に入れるよう保育室と医務室との玄関が別々となっているほか、「発達障害」などの障害を持つ園児の支援を行う特別支援室が設置されている。
上地トシ子所長は「この素晴らしい施設で地域との連携を図りながら充実したより良い保育に取り組んでいきたい」と決意を示した。
また、宮古福祉保健所の高江洲均所長、同所保護者会の本田光志会長らが来賓祝辞を行った。
そのほか、施設建設に貢献した勝設計事務所、東洋建設コンサルタント、大政建設、宮国組、丸秀、日建電気産業、大和電工、大広重建の8社に感謝状が贈呈された。
同保育所の建物は、鉄筋コンクリート造りの地上1階建て。敷地面積は約2500平方㍍、延べ床面積は867平方㍍。総事業費は約2億5000万円。
園児数は、0歳児が8人、1歳児が20人、2歳児が30人、3歳児が22人、4歳児が34人の合計114人となっている。。