市場通り商店街 実践活動支援事業が採択
特産品づくり目指す
宮古市場通り商店街振興組合(堀川政憲理事長)が全国商店街振興組合連合会に提出していた、まちづくり拠点と新たな特産品づくりを目指す商店街実践活動支援事業がこのほど、採択された。それを受け、同組合と連携して事業に取り組むコーラル・ベジタブルと、宮古旅倶楽部を交えての異業種連携会議が6月29日、宮古旅倶楽部で開かれ、事業内容や今後の取り組みなどを確認した。
今回、採択されたのは、まちづくりの拠点となる「まちの駅」の設置と、宮古島産野菜とハーブを使った「ハーブ押し花せんべい」の特産品化を目指す事業。実施期間は2010年7月1日から11年3月6日まで。総事業費は102万855円で、そのうち98万7267円が補助対象となる。
まちの駅とは ▽休憩▽案内▽交流▽連携-の機能を持った、人が集えるスポット。計画では、新設するのではなく既存の施設に機能を持たせる形で、市内に30カ所程度整備し、交流活動を行うことでネットワークづくりやにぎわい空間の形成を目指す。具体的な候補としては、新築整備される公設市場や各地の公民館などを想定している。
ハーブ押し花せんべいとは、島根県の業者が製造販売している商品を手本としていて、宮古島産の無農薬野菜やハーブを原材料とすることで宮古島オリジナルの特産品として商品化を目指す。当面は島根県の業者から機械を借り、コーラル・ベジタブルが製造技術を習得し商品を製造、同社直売店や宮古旅倶楽部などで販売を行うとともに、希望する一般市民にも製造法を指導して生産者を増やしていく方針。7月21~23日には最初の製造技術講習会を予定している。