イベント 社会・全般
2010年8月23日(月)13:28
親族集い「ンカイ」/旧盆初日
仏前にご馳走供え 孫ら「勉強、スポーツ頑張る」
旧盆入りした22日は、祖先の霊を迎える「ンカイ」。宮古各地の仏壇のある家庭では、仏前にサトウキビや神酒、果実、和菓子などを供え、家族らが手を合わせて霊を迎えた。あす23日はウフィイ(送り)で、古式にのっとり紙銭を焼いて、霊をグショウ(後世)に送り出すことになっている。旧盆入りの初日、市内の大型スーパーなどでは、供え物の果実や食材を求める多くの買い物客でにぎわった。
一方、宮古空港では、島外に住む宮古島出身らが古里で旧盆を過ごそうと、土産を手に来島。きょうだいや親せきらが、笑顔で迎えていた。
池間島の波平重夫さん(62)宅では、きょうだいや親せきらが集まった。全員が仏前に一本ずつ線香を供え、さらなる子孫繁栄や無病息災、航海安全、大漁を願った。
波平さんの孫の夢侑さん(平一小5年)は「いつまでも健康であるようにと願った。勉強とスポーツに一生懸命頑張りたい」と話した。