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社会・全般
美ら島総体男子バレーボール競技終了
美ら島総体男子バレーボール競技が無事終了。約1000人の選手・応援団は宮古島を離れたが、まだ余熱が残る。
▼ バレーボール競技は宮古島市民にとってなじみが深く、児童生徒の競技レベルも高い種目。全国水準の技を目の当たりにして、今後の目標を県内制覇から全国制覇へと高めたことでしょう
▼競技以外の波及効果もあろう。宮古の自然と文化に触れた高校生たちは、全国に散って〝人と自然が輝く宮古島〟について語り継ぐことでしょう。「もう一度宮古島へ行ってみたい」と。草の根の観光親善大使の役割を担うことが期待される
▼かつて、〝かに族〟と呼ばれる若者文化があった。大きな荷物を背負って野宿しながら風物を楽しむ、一種の無銭旅行だ。その〝かに族〟の間で、八重山が人気スポットになったことがある。市長が「〝かに族〟に親切にしよう」と呼びかけ、市民がそれに応えたことも一因だった
▼観光関連業界からは、市長の方針を疑問視する声があがった。経済効果がない、というのがその理由だった。これに対する市長の答弁は「若いときにお世話になった地域や人々は忘れがたいものだ。当然、ガールフレンドにも熱っぽく語るハズだ。カネに糸目をつけない新婚旅行で再訪してくれれば十分だ」というものだった
▼新婚旅行客に記念植樹をさせる観光地もある。銀婚式の再訪を期待しての長期戦略だろう。だが、旅人の心により深く染み、いつまでも残る印象は、一期一会の〝もてなしの心〟だ。大会を盛りあげた多くの人々のご労苦を多としたい。