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2010年8月7日(土)18:01

マグロ解体ショー盛況/きょうから宮古島漁協で祭り

式典は、大物マグロ解体ショーで盛り上げた

式典は、大物マグロ解体ショーで盛り上げた

伊良部「パヤオの日」式典
 国内では、宮古島にだけに設定されている「パヤオの日(8月8日)」を前に、第4回パヤオまつり(主催・宮古地区パヤオ管理運営委員会)が6日、3日間の日程で幕開けした。初日は伊良部漁協で式典が実施され、パヤオの日を記念して実施された釣り大会の表彰式や大物キハダマグロの解体ショーなどが行われた。

参加者らは、漁場のパヤオ(浮き魚礁・中層魚礁)に感謝し、航海安全と大漁を願った。きょう7日午前11時から、宮古島漁協で祭りが開催される。

 

 宮古近海で、パヤオが初めて設置されたのは1982年で、今年で28年。当時の伊良部漁協が、県と伊良部町、県漁業振興基金の補助を受け、宮古近海に6基設置した。これが国内初のパヤオ設置だった。07年に「8月8日」を語呂合わせでパヤオの日と決めた。
 

 式典で主催者を代表して委員会長の友利義文伊良部漁協組合長が「伊良部はパヤオからのマグロ・カツオの水揚げ高は日本一とされる。今年は不漁が続いているが、パヤオの日を機に大漁につなげたい」とあいさつした。 次いで来賓で出席した県宮古農林水産振興センターの砂川正幸所長、下地敏彦市長(代読)、県漁連の國吉眞孝会長(同)が祝辞を述べ、今後のパヤオ増設に積極的な姿勢を示した。

 
 高校生らがカツオやマグロの模型、パヤオの材料である浮き球で飾られた神輿を披露。威勢の良い「ワッショイ」の声を響かせた。参加者らは、大きな拍手を送った。また子どもたちがタマン(ハマフエフキ)の稚魚1000匹を放流した。

 
 式典の合間には第2回「お魚の絵コンテスト」佐良浜地区入賞者の表彰式があり、準大賞に選ばれた仲宗根悠さん(佐良浜小6年)ら5人に表彰状が贈られた。(入賞者は5日付で掲載済み)

 
大物賞などで表彰された方は次の通り。(敬称略)
【大物賞】▽1位=徳福丸(川満哲幸船長、キハダマグロ45㌔)▽2位=政宝丸(国頭和廣船長、同43㌔)▽3位=光洋丸(谷口洋平船長、40㌔)【重量賞=小型マグロ船】▽1位=恵丸(伊良皆恵行船長、178㌔)▽2位=新海丸(仲間博雅船長、143㌔)▽3位=ひろ丸(久貝昭弘船長、127㌔)【同=カツオ船】1位=八幸丸(久高武明船長、1417㌔)【2009年パヤオ水揚げ賞・小型2人乗り】1位=政宝丸(国頭和廣船長、35・994㌧)【同・1人乗り】1位=海丸(与那城幸三船長、21・810㌧)【同・カツオ一本釣り】1位=第5喜翁丸(漢那一浩船長、146・427㌧)


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