宮古島市斎苑/使用料は2万3000円
検討委提言から2000円減
「宮古島市葬斎場(仮称)管理運営検討委員会」(委員長・長濱政治副市長)は30日、新施設名を「宮古島市斎苑」、使用料を大人1体2万5000円などとする委員会審議結果を下地敏彦市長に提言した。それに対し下地市長が使用料の低減を求めたことから、大人1体を2万3000円とすることが決まった。
来年4月供用開始
同検討委員会では施設名称のほか、管理運営方法として供用開始後2年間は市が直営で施設管理を、火葬場の運転管理は施工業者に委託すること、使用料は満� 歳以上の大人は1体2万5000円、12歳未満の小人は1万5000円、霊安室1日5000円とすること(市外からの利用は別料金)などを今月12日の第2回委員会で決定。使用料は年間の維持管理費と火葬数などから算出した。
提言を受けた下地市長は、名称については了承。しかし、使用料(大人1体)については、浦添市にある南部広域市町村圏事務組合の「いなんせ斎苑」と同額で、県内で最も高い料金となっていたことから、「大都会にある施設と同じというわけにはいかない」との考えを示し「市民負担をやわらげるために、維持管理費を何とか工夫して2万3000円くらいにできないか」と、低減する方向で調整するよう指示した。
市長提案を受け、長濱副市長、譜久村基嗣福祉保健部長らで検討した結果、大人使用料のみ2万3000円に引き下げることを決めた。
宮古島市斎苑は来年4月からの供用開始を予定している。