高齢者の事故防止誓う/秋の全国交通安全運動
関係者集い出発式
秋の全国交通安全運動出発式(主催・宮古島市交通安全推進協議会)が17日、市中央公民館で開かれた。関係団体の代表者らが参加。交通安全意識の普及・浸透を図り、飲酒運転の根絶や高齢者の交通事故防止に努めることを誓った。
同運動は今月21日から30日まで。運動の基本は「高齢者の交通事故防止」。地域重点は「飲酒運転したら たっぴらかす」をスローガンに飲酒運転しない、させない、許さない環境作りを推進する。
全国重点は夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止、全座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用徹底などとなっている。
主催者を代表して、同推進協議会長の下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は「今後とも飲酒運転根絶に取り組みたい。市民の協力をお願いしたい」とあいさつした。
宮古島警察署の島袋令署長は「管内の飲酒運転は大幅増だ。警察の取り締まりだけでは限界がある。関係機関とともに取り組みたい」と呼び掛けた。
宮古島婦人連合会の本永安子副会長が「交通弱者の保護」「走行中の携帯電話等の使用禁止」など6項目の交通安全宣言を行った。
管内の飲酒運転の検挙数は今月16日現在で81件。昨年1年間の60件をすでに上回っている。