大地震、津波想定し防災訓練/防災意識の高揚図る
沖縄電力
沖縄電力は22日、全島一斉の2010年度総合防災訓練を実施した。宮古地区では、同社離島カンパニー宮古支店の職員34人と関連工事業者50人の合計84人が参加し、大規模地震と津波などによる被害を想定した設備復旧訓練などで防災意識を高めた。
同訓練は県内各地で実施され、関係会社も含めて約2000人が参加。久米島沖でマグニチュード7・8の地震が発生し、宮古でもそれに伴う地震、津波などにより電力施設・設備等に甚大な被害が発生したことを想定して行われた。
訓練の内容は、情報連絡をはじめ配電、発電設備の復旧訓練、市民との電話対応訓練などを実施した。
宮古支店の訓練は午前9時30分ごろから行われ、仲本文範支店長が石嶺伝一郎社長の訓示を代読した。
訓示では「被害の軽減を図るためには、過去に発生した大地震から得られた教訓を生かし、その備えを充実強化するとともに防災意識を高め、防災業務のあり方を熟知して、災害発生時にためらうことなくそれぞれの役割を全うすることが大事」と呼び掛けた。
この後、参加者らは池間、久松、西辺、城辺で防災訓練を実施。各地で本番さながらの訓練が行われ、非常時に備えた。