空港をより身近に/「空の日」で記念イベント
「空の日(20日)・空の旬間(20~30日)」にちなんだ記念イベント(主催・宮古空港実行委員会)が25日、同空港で行われた。親子連れらが訪れ、空港や航空機の役割などについて知識を深めた。
1992年に民間航空再開40周年を記念して「空の日・空の旬間」が設けられた。宮古では、空港施設や航空機の周知をはじめ、子どもたちに「空」に関心を持ってもらおうと実施している。
オープニングセレモニーでは、塚原雅博実行委員会長がミス宮古の下里千尋さん(23)に「1日空港長」の委嘱状を交付した。下里さんは東京―宮古直行便で訪れた観光客らに記念品を贈り喜ばせた。
次いで琉球國祭太鼓の演舞や女性グループのアイラナフラがフラダンスを披露。観光客らは、カメラに収めていた。
下里さんは管制塔の関係者らから安全で効率良い運航についての説明を受け、改めた管制塔の役割を実感した。
一方、親子連れらは、化学消防車の放水を見学。消防士が「車1台の値段は3億円。1分間で6000㍑を放水する」と説明した。
次いでバスに乗り、空港内を一周。窓越しから滑走路(全長2000㍍、幅45㍍)や空港施設を見学し、広大な空港面積(2万平方㍍)に感動していた。
初めて参加した狩俣翔大君(砂川小5年)は「飛行機のことをいろいろ学んだので、来て良かった。来年も参加したい」と感想を話した。