島の生活「とても楽しみ」/大阪の高校生274人来島
修学旅行で農家民泊/ぐすくべさるかの会
大阪府立茨木西高校の生徒274人が28日午後、修学旅行のため来島した。同日はぐすくべグリーンツーリズムさるかの会の農家宅に民泊し、都会とは違う宮古島の農業や生活習慣を体感する。生徒たちは「この日を楽しみにしていた」と元気いっぱいの笑顔を見せながら来島。民泊先ではファームファミリーとの触れ合いを楽しんだ。さるかの会が今年度受け入れる修学旅行の学校と生徒数は24校6700人に上る。来年2月にかけて続々と来島する。
茨木西高校の生徒は5年前にも修学旅行で来島しているが、当時はホテルに宿泊したため農家宅での民泊は今回が初めて。
同校2年生の生徒は午後4時ごろに入島式が行われる城辺農村環境改善センター前に到着し、民泊先の農家から歓迎を受けた。
さるかの会代表社員の野崎達男さんは「島の食事や農業、三線などいろいろな体験をしてもらいます。民泊を通して、宮古島の農家の皆さんといろいろな話をしてください。われわれも皆さんに宮古島の良さをたくさん紹介したい」と話した。
生徒を代表して吉本拓斗君が「私たちはこの日をとても楽しみにしていました。ご迷惑をかけると思いますが2日間、どうぞよろしくお願いします」と受け入れ農家に感謝を込めて話した。
この後生徒たちは民泊する農家宅に移動した。夜には各民泊先で触れ合いを楽しみながら郷土料理を堪能。会話を通して宮古島の歴史や文化、生活習慣なども学んだ。
同校2学年主任の西良樹さんは「農作業などの体験活動を通して良い思い出を作ってくれると思う。家族との触れ合いも楽しんでもらいたい」と話し、農家民泊による生徒たちの健やかな成長に期待を込めた。
同校生徒は来月1日まで滞在。29、30の両日は市内のホテルに宿泊しながら宮古島観光などを楽しむ。