産業・経済 社会・全般
2010年10月1日(金)9:00
きょうから運賃割引き/活性化事業
多良間など離島航空路
きょう1日から来年3月31日までの半年間、県内で中核病院や高校の無い離島を対象にした航空運賃を割り引く社会実験がスタートする。対象は宮古―多良間など6路線。県が9月28日に発表した。多良間などの住民にとっては朗報といえそうだ。
小規模離島航空路利用活性化事業で実施。航空運賃を低減することで、離島住民の交通負担を軽減するとともに、都市地域との交流などを促進し、その経済効果を社会実験するもの。割引きの費用は沖縄振興特別調整費を活用。県が各航空会社、各町村役場に補填(ほてん)する仕組み。
多良間住民と一般旅行者は3割引き、多良間出身の高校生は5割引き。片道の新運賃は住民が3950円(割引前運賃5650円)、一般旅行者5450円(同7800円)、高校生2800円(同5650円)。
多良間の高校生割引きは離島住民割引きによる航空券購入後、差額分を多良間村で還付する。