昭和天皇の御製碑建立へ/宮古で役員会
顕彰会が募金呼び掛け
宮古神社に昭和天皇の御製碑建立を進めている「昭和天皇御製碑宮古顕彰会」(垣花恵蔵会長)は2日、市内ホテルで役員会を開催した。来年3月の除幕式を目指し、今後の取り組みなどを確認したほか、趣旨に賛同する市民へ募金を呼び掛けた。
同顕彰会は、沖縄宮古郷友会の会員や宮古神社とかかわりのある宮古在住の人たちで構成し、今年6月に設立した。
すでに宮内庁や宮古神社との事前調整も済み、来年3月の除幕式、式典を目指して活動を加速させている。
御製碑は、昭和天皇が皇太子時代に、初の外遊の途として沖縄県を行啓、宮古沖を南下中、乗っていた船にトビウオが飛び込んできた情景を詠んだ句「わが船にとびあがりこし飛魚をさきはひとしき海を航(ゆ)きつつ」を永く後世に伝えるため建立する。御影石を使用し高さ2㍍40㌢。
垣花会長は「昭和天皇は宮古とも深いかかわりがある。宮古の一施設として残していきたい」と募金を呼び掛け。碑建立後は、行政とタイアップし「清掃奉仕団」を結成、碑の周囲を清掃するなどして観光地としても発展させていく考えを示した。
募金についての問い合わせは同顕彰会事務局長の儀武晋一さん(電話090・3017・3178)まで。
昭和天皇御製碑宮古顕彰会は沖縄メディカルグループ会長の真栄城徳佳氏を名誉会長に垣花会長(東洲書院会長)、副会長には沖縄宮古郷友会連合会長の兼島恵孝氏、宮古島商工会議所会頭の中尾英筰氏、宮古空港ターミナル社長の神里恵亮氏、宮古島観光協会長の豊見山健児氏、宮古青年会議所理事長の濱元雅浩氏ほか顧問や理事計人で構成されている。