もの作りの楽しさ発見/初の工芸村祭り
ミニ体験コーナーなど人気/オープン1周年記念
第1回宮古島市体験工芸村祭りが2日、市熱帯植物園で開催された。工芸村各工房のメニューを気軽に楽しむことができる「ミニミニ体験コーナー」などが行われ、来場者は藍(あい)染めや陶芸、木細工など、思い思いのもの作りを楽しんだ。ステージイベントでは宮古島の友好都市である世田谷区の区民吹奏楽団が登場し、本格的な演奏を披露した。
オープン1周年記念イベントとして今年初めて開催する工芸村祭り。オープニングでは同村の安井球真村長が「オープンしてから約1年半が経ち第1回工芸村祭りを開催することができた。子どもたちに喜んでもらえる体験コーナーやライブ、ゲームなどを用意しているので楽しんで下さい」とあいさつした。
体験コーナーでは、藍染め、陶芸、チガヤ、島さば・万華鏡、木細工、貝細工の各工房が、先着10人に100円で体験メニューを提供。陶芸では小さい面のシーサーづくりを行い、参加者たちは工房スタッフの指導に従ってシーサーの顔を作り上げていった。体験した与那覇優女菜さん(久松小3年)は「すごく楽しかった。周りに飾りを付けるのは難しかったが上手く作ることができた。また機会があれば作ってみたい」と感想を語った。
ステージイベントでは、風の神太鼓による演舞や、川満七重さんと松堂とおるさんによる三線ライブ、パニパニJrのライブなどが披露され、祭りの盛り上げに一役買った。そしてステージの最後には約50人からなる世田谷区民吹奏楽団が登場し、「ディズニー・クラシックス・レビュー」や「We Are The World」、「ハナミズキ」など演奏。会場を訪れていた市民らは、本格的な吹奏楽の演奏を聞き入っていた。
安井村長は初めての開催となった祭りを振り返り「体験工芸村の祭りとして、普通の祭りとの違いを出すことが難しかった。次回以降も、多くの人が楽しめる催しにしたい」と語った。