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社会・全般
ゴルフの話題(行雲流水)
1906年、イギリスのドーントは将来の日本ゴルフ界を予言して次のように書いた。「この国から世界を制覇するような選手が将来輩出するであろう。強靱な精神・忍耐強さ、動揺の片鱗も見せない平静さ、昂ぶりを自制する非凡な資質、目と手が一つとなって瞬時に動く能力を備えているからである」
▼そのような素質があるのかもしれない。沖縄から世界で活躍する選手が輩出している▼宮里藍は、2005年に日本女子オープンゴルフ選手権競技で史上最年少優勝を果たし、同年、第1回ワールドカップ女子ゴルフに日本代表として出場して優勝した。現在世界ランキングの1位である。ゴルフ、特に女子ゴルフ人気の高揚に大きく貢献したことは記憶に新しい▼今年宮里美香が出場した日本女子オープン選手権競技には多くの県民が関心を持ったが、彼女は期待通りプロ初優勝をメジャータイトルで飾った。これまでの精進をたたえ、さらなる活躍を期待したい▼ゴルフの魅力は、その難しさにある。上には上があって華麗なプレーが人を引き付ける。一方で、とんでもないことが起こる。「ゴルフは18番ホールのカップに球が入って終わるが、1番ホールで打った球が18番の方へ飛んでいってカップに入った。その人は18番ホールのカップに入ったから終わりだと、家に帰った」。「木の上から打った球がカップに入った。彼女はその後、木登りを練習しているとか」▼「わたしばかよねー」とぼやいていても、次回は大丈夫と錯覚できることがいい。