中3まで1回目無料に/インフルエンザ予防接種
市が公費補助を決定
宮古島市は、1歳から中学3年生までと65歳以上などを対象に、インフルエンザのワクチン接種(予防接種)への公費補助を今月15日から実施。1歳から中学生までは1回目が無料に、65歳以上は1000円の自己負担で接種できるようになる。下地敏彦市長らは8日、市長室で記者会見を行い、助成の詳細などを説明した。
昨年は季節性と新型の2種類の予防接種を行っていたが、今年は両方を混合したタイプが製造されたことから1回の接種で両方を予防することができる。
市と医師会の調整により、2回の接種が必要となる1歳から小学6年生の1回目と、中学生の予防接種費用は3600円、65歳以上を3000円と設定。市はそのうち、1歳から小学生の1回目と中学生の接種費用全額を、65歳以上の2000円を公費で負担することを決定。助成のための予算として市は4978万3000円を計上している。
非課税世帯と生活保護世帯は国からの助成で年齢を問わず全員が無料で接種を受けることができる。
課税世帯の1歳から小学生までの2回目と、中学卒業後から64歳までの接種は全額個人負担で、費用は各医療機関により異なる。
予防接種は、市内18カ所の医療機関で実施。助成を受けるには補助対象者へ送付される通知書(はがき)の持参が必要。実施期間は今月15日から2011年2月28日まで。接種は義務ではなく本人、保護者が希望する場合のみ実施される。
下地市長は「インフルエンザにかからず、健康な生活が送れるよう、ワクチン接種を受けていただきたい」と呼び掛けた。
問い合わせは市健康増進課(電話73・1978)まで。