社会・全般
2010年10月16日(土)9:00
サシバ300羽が乱舞/下地島上空
悪天候で南下断念
300羽余りのサシバが15日、悪天候の影響で南下を断念し、下地島上空で舞っているのが確認された。群れは風上へ飛翔し、タカ柱をつくりながら風下への移動を繰り返していた。
この日の午前10時すぎ、群れは多良間島方面へ飛んだが、途中から引き返した。先頭に誘導されるように、後方から次々と現れた。天候が回復次第、目的地へと旅立つ。
サシバは、本土の一部と朝鮮半島に繁殖し、東南アジアで越冬する。宮古島でも冬を過ごす個体が見られる。
サシバ タカ科の仲間で中型。のどは白く中央の黒褐色の縦線1本と胸から腹にかけて茶褐色の横斑が特徴。成鳥の全長は雄が47㌢、雌51㌢。