予防接種始まる/インフルエンザ
19医療機関で来年2月末まで/宮古島市公費補助
宮古島市が1歳から中学3年生までと65歳以上などの市民を対象にインフルエンザのワクチン接種費用を公費補助する予防接種が15日から始まった。初日から指定医療機関ではたくさんの親子連れが訪れ、ワクチン接種を受けている。
16日にひが小児科医院に訪れた當眞薫さんは3人の子どもにワクチン接種を行った。
當眞さんは「行政のこうした支援はとても助かる。インフルエンザは昨年も流行したので不安だった。今回の接種で安心できるしこれからもこうした支援を継続してほしい」と話した。
市の公費補助によるワクチン接種は、1歳から中学生までは1回目の接種費用3600円が公費負担で無料となる。1歳から小学6年生までは2回接種が必要で、2回目の接種費用は有料。
65歳以上の接種費用は3000円だが、そのうち2000円を公費で負担することから、1000円の自己負担で接種できる。
この公費負担の予算として、市は4978万3000円を計上している。
また、非課税世帯と生活保護世帯は国からの助成で年齢を問わず全員が無料で接種を受けることができる。
課税世帯の1歳から小学生までの2回目と、中学卒業後から64歳までの接種は全額個人負担で、費用は各医療機関により異なる。
予防接種は、市内19カ所の医療機関で実施。助成を受けるには補助対象者へ送付される通知書(はがき)の持参が必要。
実施期間は、2011年2月28日まで。接種は義務ではなく本人、保護者が希望する場合のみ実施される。
問い合わせは市健康増進課(電話73・1978)まで。