「おいしい宮古牛」アピール/市制5周年記念
初の牛まつり大盛況
宮古牛を内外にPRする「宮古牛まつり」(主催・同実行委員会)が17日、カママ嶺公園多目的広場で開催された。会場には牛汁や焼き肉などの大試食会を目的にたくさんの市民や観光客らが詰め掛け、長蛇の列となった。お目当ての宮古牛を味わった人たちからは「とってもおいしい」「宮古牛サイコー」などの感想が聞かれた。そのほか、会場では牛鳴き声コンテストなどの関連イベントも行われ、盛り上がった。
午前10時から行われた開会セレモニーで、同まつり実行委員会会長の下地敏彦市長は「市制5周年を記念してこのまつりを企画した。『宮古の牛は本当においしいんだ』ということをもっと県内、県外にアピールし、宮古の畜産を振興させたい。皆さんもきょう一日この会場でまつりを楽しんでほしい」と呼び掛けた。
そのほか、下地明市議会議長、砂川博紀県農業協同組合代表理事理事長、砂川正幸県宮古農林水産振興センター所長が来賓祝辞を行い、宮古畜産界発展に期待を寄せた。
開会セレモニー中から、試食のテント前には宮古牛を味わおうと長蛇の列ができた。
この日用意されたのは、牛汁1500食、牛串500本、焼き肉1500食(1人100㌘)、ハンバーグ500食、ハンバーガー200食。
宮古牛の焼き肉を試食した親子は「柔らかいね」「やっぱり宮古牛っておいしい」などの感想が聞かれた。
用意された試食用の肉は、午後1時前までにはすべてなくなった。
牛の鳴き声コンテストでは、いろいろな牛の鳴き声を参加者たちが披露し、会場は大きな笑い声が響いた。
そのほか、クイズ大会、ミニライブ、創作ダンスなど多彩な催しが行われ、まつりを盛り上げた。
まつりの最後は、宮古牛1頭が当たる大抽選会が行われ、上地美香さん(34)=平良=が当選し、まつりは大盛況のうちに幕を閉じた。
同まつりは、市制5周年記念事業の一環。宮古島の畜産農家が生産した「宮古牛」を県内外にアピールし、消費の拡大を狙う。