建築規制を緩和へ/平良市街地で6カ所
道路拡幅に伴う用途変更/市都計課が市民説明会
宮古島市都市計画課は平良市街地の道路整備(拡幅)に伴い改良後の道路境界から25㍍の土地の用途変更・指定を行い19日、市民説明会を開いた。同課は用途変更で建坪率と容積率が上がるなど、建築規制が緩和されるとしている
変更される地域は①東環状線沿道地区(平良土建前の信号から第3給油所前交差点)②県道平良城辺線沿道地区(サンエーターミナル点東の交差点からやましげ商店前交差点)③平良与那覇線沿道地区(サンエーカママヒルズ前交差点からもりお歯科前交差点)④下里通り線沿道地区(下里通り入り口から旧割烹若草)⑤市道B-54号線沿道地区(共和マンション前の交差点から宮古高校球場南交差点)⑥荷川取線沿道地区(高校東線から大道線)-の6カ所。
東環状線沿道地区の変更は道路の幅員を9㍍から16㍍に拡幅することに伴うもので、面積は3・7㌶。これまで住宅、小規模な店舗などの建設に限られていた第1種低層住居専用地域から、大学や病院、床面積が500平方㍍から1500平方㍍までの店舗などが建てられる第2種中高層住居専用地域に変更される。
平良城辺線沿道地区は道路の幅員が8㍍から18㍍への拡幅に伴い、住宅や店舗のほかに小規模の工場も建設できる近隣商業地域に用途変更すると共に、住居、事務所、ホテルなどが建設できる第2種住居地域に指定する。変更面積は1・7㌶。
平良与那覇線沿道地区の道路拡幅は9㍍から14㍍で、第2種住居地域に変更する。面積は0・7㌶。
下里通り線沿道地区の変更面積は0・3㌶で、道路整備は8㍍から16㍍の拡幅。それに伴い第1、2種中高層住居専用地域から近隣商業地域に変更する。
市道B-54号線沿道地区は床面積3000平方㍍までの店舗や事務所などが建てられる第1種住居地域に指定する。面積は0・6㌶。
荷川取線沿道地区(竹原区画整理地区内)は道路の一部拡幅(幅員17㍍)と新設に伴う変更で面積は1・9㌶。現在指定されている第1種低層住居地域と第1種中高層住居専用地域から第2種中高層住居専用地域に用途変更する。
用途地域変更案は2週間の公告・縦覧、都市計画審議会を経て県に報告される。県の都市計画審議会で審議し、知事の同意などを経て決定する。市都市計画課では2010年度内の変更決定を予定している。