橋梁延長1400㍍達成/伊良部大橋、進ちょく率40%
13年の完成向け前進
宮古本島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋の橋梁(上部工)全長3540㍍のうち、宮古本島側が延長1400㍍になり、全体の40%に達した。県宮古土木事務所が20日、建設リサイクル法に関するパトロールで明らかにした。工事は、2013年3月の完成に向け順調に進められている。
橋梁に先行して進められていた仮桟橋全長3643㍍は9月に完成した。全長の内訳は、宮古本島側が延長2320㍍、伊良部側が延長1323㍍。宮古本島側の仮桟橋の一部は撤去されている。
大橋の中央辺りに主要航路があり、長山水路と呼ばれている。伊良部の長山港を利用する貨物船や平良~多良間を結ぶフェリー「たらまゆう」が運航している。長山水路部分は開けた状態にし、鋼製橋梁でつなぐ。貨物船などは、その下をくぐるようになる。県は、既に本土業者に鋼製橋梁の製作を発注している。
伊良部大橋 橋梁と海中道路を併用した構造。総延長4300㍍で、このうち橋梁が全長3540㍍。取付橋梁170㍍、海中道路は伊良部側に2本あり計600㍍。橋の幅は8・5㍍あり、3㍍車道が2車線、1・25㍍の路肩が左右に整備される。総事業費320億円を見込む。国が9割、県1割の補助事業。