市民の力作を堪能/市民総合文化祭
一般の部が開幕
第5回宮古島市民総合文化祭・秋季(主催・宮古島市、市教育委員会、市文化協会)一般の部が23日、市中央公民館で開幕した。午前9時から開会式が開かれ、長濱政治副市長、川上哲也教育長らがテープカットを行い幕開けを祝った。会場には市民の約300点の力作が展示され、来場者は一つ一つの作品に見入り、芸術の秋を満喫していた。展示部門はきょう24日まで。
「創造する市民の文化~美しい自然・育てあう街」をテーマに開催される秋の文化祭。展示部門は書道、美術、華道、写真、文芸、生活文化の6部門で一般市民や会員の作品約300点を展示している。
開会式では長濱副市長が「今回の文化祭はこれまで以上に充実した内容となっており、あらためて市民の文化、芸術に対する関心の高さ、意気込みを感じられてうれしく思う。これからも市の将来を担う子どもたちのために文化、芸術の振興を図り市のさらなる発展につなげたい」とする下地敏彦市長のメッセージを読み上げた。
川上教育長は「市民の心の祭典である文化祭が始まった。今回で37年目を迎え、継続してきた先輩たちへの感謝の気持ちを再確認するとともに、今年の文化祭も素晴らしい内容になることを期待している」と述べた。
同文化協会の友利吉博会長も「37年間、とぎれることなく文化祭が継続開催されたことは市民の皆さんが支えてくれたおかげ。文化、芸術を鑑賞する市民がいなければ創作活動もいつかは衰退する。今年もより多くの市民が来場し、作品を鑑賞してほしい」と呼び掛けた。
そのほか、来賓の祝辞として市議会の下地明議長が「多くの市民が会場に足を運び、作品を鑑賞して文化祭を盛り上げてほしい」とあいさつした。
展示は、文芸、写真、華道、書道、生活文化が1階大ホール、美術は2階研修室で行われた。
来場者たちは、一瞬のシャッターチャンスを逃さず美しい自然や子どものかわいい表情を写した写真や力強く均整の取れた書、華やかな生け花など多数の作品一つ一つを熱心に鑑賞していた。
きょう24日は展示部門のほか、郷土史部会による史跡めぐりが行われる。今後は、児童文化部会の「子どもシアター」が11月28日に鏡原小学校で、音楽祭は同日にマティダ市民劇場で、芸能祭は12月19日に同劇場で開催される。