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政治・行政 社会・全般
2010年10月26日(火)9:00

伊波氏の当選へ気勢/県知事選

後援会宮古支部が事務所開き

「ガンバロウ三唱」で気勢を上げる伊波氏と支持者たち=25日夜、市平良字久貝の後援会宮古支部事務所

「ガンバロウ三唱」で気勢を上げる伊波氏と支持者たち=25日夜、市平良字久貝の後援会宮古支部事務所

 11月28日投開票の県知事選挙への出馬を表明している前宜野湾市長の伊波洋一氏(58)=社民、共産、社大推薦=の後援会宮古支部の事務所開きが25日夜、開かれた。駆け付けた多数の支持者に対し伊波氏は「ぶれることなく、絶対に新しい基地は作らせないとの思いで知事選に臨みたい」と米軍基地の県内移設に反対の立場を明確に表明し、支持を訴えた。


 基地移設問題について伊波氏は「県民の頭越しに決められた辺野古移設は絶対に認めることはできない」とした上で「当選させてもらい、県知事として日米両政府に基地を放置してきた責任を問うていきたい」と語った。

 普天間基地の閉鎖・返還にも取り組む考えを明言。返還後の跡地利用については公園や商業施設、住宅棟などを整備することで4600億円の経済効果と3万人の雇用を生むことができるとの試算を示し「自信を持って政府に返還を求め、跡地利用を進めていくことが必要」と呼び掛けた。

 航空運賃低減など離島負担の解消や、農作物を使った加工品づくりと販売体制の確立への支援に取り組む考えを示すともに、教育、医療、福祉などを守ることの大切さも強調、「最後まで支援をお願いします」と訴えた。


 後援会共同代表の瑞慶覧長方氏は、伊波氏の若さと柔軟な思考力をアピールし「県民の思いと一致しているので安心して任せることができる」、後援会宮古支部長を務める下地学氏は「平和を愛する県民の命と生活を守る知事を誕生させなければいけない」と伊波氏への支持を要請した。
 最後は全員でガンバロウの声を上げ、当選への思いを高めた。


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