力作ずらり、光る感性/市民文化祭
児童生徒の部が開幕
第5回宮古島市民総合文化祭児童生徒の部が30日、市中央公民館で開幕した。初日から多くの市民が来場して書道、美術、文芸、自由研究の入賞作品計587点を鑑賞、子どもたちの豊かな感性と高い表現技術に関心を寄せた。展示はきょう31日まで。時間は午前9時から午後5時、主催者では多数の来場を呼び掛けている。
午前9時の開場に合わせて多くの親子連れが来場した。多彩な色表現で描かれた絵画をはじめ、力強いタッチで書かれた書道、子どもたちの感性が随所にあふれる文芸、自由研究などの力作をじっくりと鑑賞した。
文芸部門には力強くてユーモアのあるシーサー、細部の表現にこだわった船、学校のジオラマ作品などが展示され、自由研究部門にはチョウの調査や黒糖の作り方研究のほか貝殻やペットボトルを使用した工作が所狭しと並べられている。
子どもたちは作品に目をこらして優れた点を吸収、父母らは展示作品の秀逸ぶりに感嘆の声を上げながら文化の秋を堪能した。
子どもたちを連れて来場した新城美樹さんは「とにかく素晴らしい作品で感心する。このような文化祭は多くの作品を見ることができるので、自分の子どもたちも刺激を受けて頑張れる」と話し、文化祭の開催を喜んだ。
児童生徒の部は、文化芸術の発表の機会を設け、次世代の文化の担い手をはぐくむことが狙い。宮古島市、市教育委員会、市文化協会が主催している。来月6日には郷土の民話大会、同7日には音楽祭を予定。同21日に表彰式が行われる。