砲弾360発を爆破処理/日本製未使用爆弾
きょう18日は250㌔予定
平良港湾(下崎地区)内で発見された日本製未使用爆弾の海中爆破処理が17日午前、2回に分けて行われた。3インチ砲弾360発、約6・1㌧が無事処理され午前11時20分に対策本部を一時閉鎖した。
爆破処理は午前10時30分と同11時に行われ、爆音と共に高さ約50㍍の水柱が上がり、市内にも爆破の衝撃が伝わった。きょう18日午前も同時刻に2回爆破処理が行われ、250㌔爆弾本体を処理する予定。
現場海域の船舶の航行規制に伴い、宮古島海上保安署の巡視艇「やえづき」が現場海域付近を航行する船舶の整理に当たったほか、海上自衛隊の不発弾処理船「水中処分母船6号」が待機し、安全を確保した。
午前9時30分に設置された現地対策本部で本部長の長濱政治副市長は「前回の処理に引き続き、きょうから3日間の日程で海中爆破処理が行われる。住民の生命、財産を守るためなので、ぜひ安全に処理できるよう協力して進めてほしい」と述べた。
海上自衛隊沖縄基地隊から隊員33人のほか、県、市、宮古島海上保安署などから計65人が処理作業に当たった。爆破処理は19日午前中も行う。
18、19の両日とも処理に伴う規制海域は荷川取漁港沖約700㍍の爆破処理位置から航行制限区域が半径300㍍、入水禁止区域が同3000㍍。規制時間はともに午前9時45分から同11時45分まで。