クイチャーフェス開催へ/産業まつりと同時
21日に熱帯植物園
第9回クイチャーフェスティバル2010(主催・同実行委員会)が21日、宮古の産業まつり会場の市熱帯植物園で開かれることが決まった。悪天候や他のイベントとの日程が重なるなどして今年は中止と発表されたが、市民や参加団体などから開催を求める声が上がっていた。
下地暁実行委員長らが17日、宮古島商工会議所で記者会見し「今年は開催をあきらめていたが、市民らの反響が大きかった。関係者の協力で実現できることになってうれしい。産業まつりを楽しみながらクイチャーフェスも見てほしい」と来場を呼び掛けた。
参加団体は、当初の32団体個人から20団体・個人と少なくなる予定だが、下地委員長は「来年は10回の節目。それにつなげるよう盛り上げていきたい」と語った。
産業まつり実行委員会の砂川恵助幹事長も同席し「クイチャーフェスと同時に開催されることで、例年より来場者が増えるものと思う」と相乗効果を期待した。
クイチャーフェスは、産業まつり最終日となる21日に、会場内に設置された特設ステージ前の広場で行われる。
伝統クイチャーや創作クイチャー、方言替え歌を午前11時、午後1時30分、午後3時30分のそれぞれ3回に分けて演じる。創作クイチャーの中から審査によりパニパニ、アパラギ、プカラスの3賞を選ぶ。
両実行委員会では、市熱帯植物園の駐車スペースに限りがあることから、混雑を避けるため会場までのシャトルバスを運行する。
シャトルバスは、市陸上競技場前を午前9時30分~午後3時30分まで、30分間隔で計13回運行する。
今年のクイチャーフェスティバルは、今月7日に過去最多の1500人余が参加しカママ嶺公園多目的広場で予定されていたが、悪天候などのため中止を余儀なくされていた。