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社会・全般
ごみ処理有料化から2年余/美ぎ島「宮古島市クリーン指導員」
クリーン指導員とは、2008年、市がごみ処理有料化に伴い、各地域から市民を委嘱したもので、現在13人が活動する。定期的に地域を巡回し、ごみ出しの時間厳守や、ごみ収集に関する意見や助言、不法投棄防止への啓発、地域の清掃活動などの指導や活動を行っている。スタートから2年余、指定ごみ袋や粗大ごみ処理券の使用も定着して分別の意識も高まってきたとはいえ、不法投棄は未だ無くならず指導員たちの監視も緊張の中にある。市環境保全課(上地秀光課長)の管轄にあり、行政と市民のパイプ役として日夜活動する。
別・収集、不法投棄に関することなどを事務局となる市環境保全課企画政策の川満係長がまとめ、紹介した。その中には、トゥリバー入口の不法投棄が気になるとの報告があり、職員が現場を確認、対策を検討することが伝えられた。
また、団地のごみの分別が不十分で住宅課と相談して対応することになった。地デジ化で、家電の不法投棄の心配もあり、その場合は投棄当事者を探すことになる。さらには、トライアスロン実施後に散乱ごみが目立つとして、来年の大会に向けて対策を検討することになった。港湾施設内の漂着ごみや、釣り人たちのごみ放置がなかなか改善しないとして、港湾管理者と相談して対応することになった。
行政への要望としては、乾電池の収集もれや、洗剤容器などとの混同の多いペットボトルの分別方法の周知を、エコアイランドとしての環境教育を、野犬や野良猫によるごみの食い散らしの問題をどうするか、など、さまざまな要望が提示された。事務局は、他の課とも連携して対応したいとした。中には、環境イベントへの参加を、クリーン指導員会議の定例化を、など建設的な意見が多く見られた。
不法投棄が未だにいたちごっこだとして、効果のあるやり方を模索する必要があるとの意見も出された。また、指導員の配置が若干偏っている傾向があるとして、全地域にまんべんなく配置してほしいとの要望も出された。清掃ボランティアが頑張っても捨てる人がいると元の木阿弥、意識の改革が必要だとして、学校や地域での環境教育の必要性を訴えていた。