島の特産物求めにぎわう/離島フェア開幕
宮古から27店が特設展示
【那覇支社】~集まれ・触れ合え・味わおう 離島ファン~をキャッチフレーズに離島フェア2010(主催・同実行委員会)が26日、開幕した。県内18の離島市町村が一堂に会し、島々の特産品の展示即売や各種イベントで毎年、盛況を博す同フェアは今回、宮古、多良間から27業者が特設展示ブースで出展し、開幕初日から多くの買い物客でにぎわった。今年から那覇市奥武山の沖縄セルラーパークに会場を移した同催しは28日まで続く。
開会と同時に詰め掛けた多くの客は一斉に展示即売会場に流れ込み、例年通りの大にぎわいを見せた。実行委員会の下地敏彦宮古島市長も開会式に参列した後、宮古島市、多良間村の展示ブースを視察しながら、出展者らと談笑し特産品の試食や買い物などをした。
毎年、完売を誇る多良間村の展示即売ブースでは特産品の黒糖を砕く実演販売や名物「パナパンビン」を求める客で黒山の人だかりとなった。
またブランド化を目指す「宮古和牛」や宮古島特産品のマンゴーを加工したジャムやゼリー、菓子などが並べられたほか伊良部の「うずまきパン」などの人気商品を買い求める客で平日初日から盛況ぶりを見せた。
野外特設会場では宮古そば、ヤギ汁を販売する「離島食堂」が設けられ、買い物客はなつかしい「ふるさとの味」に舌鼓を打っていた。同食堂に出店した「めっちゃうま たこ源」の女性販売員は、「昨年は1000食の完売だったので今年は倍近くを準備した。好天に恵まれれば、今年の売り上げも目標に達するでしょう」と笑顔で話した。