漁民の“絆”深める/伊良部漁協
「復活大運道会」大盛況
伊良部漁業協同組合の漁民大運動会が27日、佐良浜中学校グラウンドで開催された。2001年から中断していた運動会の9年ぶり再開とあって漁民たちは大喜び。競走競技などの運動を通して交流を深めた。チーム別応援合戦も繰り広げられて終日大盛況だった。
漁民運動会は漁業者の健康増進と交流を狙いに1986年にスタートした。それ以来毎年開催してきたが、漁業に就く若者の減少などで2001年から中断されていた。
今年に入って同漁協青壮年部が再結成。これをきっかけに運動会を再開させる機運が高まり、その後の漁協内の話し合いの中で再開が決まった。
9年ぶりの運動会を祝おうと、グラウンドには大漁旗を掲げて「漁民の祭り」を演出。参加者は業種別に五つのチームを作り、競走競技や応援合戦を繰り広げて久しぶりの運動会を盛り上げた。
競技種目の中にはチーム最重量選手による走高跳をはじめワーガニ回しリレー、アヒルリレーなどユニークな種目が盛りだくさん。ワーガニ回しやアヒル競走では出場者の珍プレーが続出して応援団の笑いを誘っていた。
友利義文組合長は「子どもからお年寄りまで一生懸命になれるのがこの運動会。青壮年部の再結成を機に再開できた運動会を来年以降も継続させ、漁民間の交流を深めていきたい」と話した。