創立120周年の節目祝う/城辺小
卒業生ら集い記念式典
城辺小学校の創立120周年記念式典と祝賀会が31日、同校体育館で行われた。大勢の卒業生や関係者らが出席し、120年の歩みを振り返り祝うとともに、児童たちの今後の活躍や教育の充実発展を祈念した。高額寄付者や歴代校長、歴代PTA会長への感謝状贈呈も行った。
同校は1890(明治23)年に、福里簡易小学校として創立。福里村番所の建物を改修し、40人の児童で始まった。以来120年の間に、9000人余を輩出している。
校歌斉唱などに続いて高里精俊記念事業期成会長が「昭和30年代の後半には『集える友は800人』と校歌に歌われていた児童数は、現在は103人と少なくなった。しかし少人数ながらも、学業やスポーツに立派な成績を挙げている。長い歴史の中で築かれた校風と伝統に育まれている本校の児童は、立派な人材に成長すると信じている」と式辞を述べた。
平良勝也校長は「120年の歴史の重みを認識し、伝統を守りつつも変化の激しいこれからの時代を生きる心身ともに健やかで、たくましさも兼ね備えた子どもの育成を目指し努力したい」とあいさつした。
小禄恒栄宮古教育事務所長や下地敏彦市長、川上哲也市教育長らが祝辞を述べ、同校教育の発展を祈念した。
下地涼香児童会長は「先輩たちが築き上げてきた伝統を大切に、勉強やスポーツ、読書などに頑張っていきたい」と喜びのことばを語った。
池間俊郎PTA会長は「先輩方から受け継いだ情熱、伝統文化を守り、さらなる発展と子どもたちの活躍、躍進のため地域と連携を密に取り組んでいきたい」と謝辞を述べた。
祝賀会では多彩な余興が披露され、盛り上がった。