政治・行政 社会・全般
2010年11月7日(日)9:00
男女区別しない保育を/男女共同参画講座
糸数さん、保育士対象に講演
2010年度の男女共同参画講座(主催・市働く女性の家)が6日同所で開かれ、Weぷらんにんぐ代表の糸数貴子さんが「ジェンダーにとらわれない保育とは…」と題して講演した。
糸数さんは例えば「そんなことをすると、お嫁にいけなくなるわよ」「男の子なのに、メソメソするんじゃありません」などの声掛けが、ジェンダー(社会的に作られた性差別)の要因になっていると指摘。子育ては「女の子らしく」「男の子らしく」ではなく、個性重視の視点で行われるのが望ましいと強調した。
研修には公立保育所の保育士らが参加した。講演の途中にワーキングショップが行われ、保育士たちは「並ぶ列を男女に分けない」「ロッカーの色を男女に分けない」「出席点呼は男女の順でなく、誕生月の順にする」-などの改善点を大きな紙に書いた。
同研修会は、男女を差別しない幼いころからの教育を、男女平等社会の進展に結びつける狙いで実施した。